2023年9月25日、オーストリアのウィーンで開催された国際原子力機関（IAEA）の年次総会で、日本と中国が福島第一原発の処理水の海洋放出をめぐり激しく対立しました。
日本政府は科学的根拠に基づいて安全性を説明し、国際社会の理解と支持を得ていると主張しましたが、中国は「核汚染水」と呼んで強く非難しました。
この記事では、高市早苗科学技術担当大臣がIAEAの総会で行った発言の意味と内容について、徹底的に解説してまいります！
高市早苗のIAEAの発言が凄い⁈
2023年9月25日に、高市早苗科学技術担当相がオーストリアの首都ウィーンで開かれた国際原子力機関（ＩＡＥＡ）の総会に出席しました。
その際に、高市大臣は、東京電力福島第１原発処理水の放出について説明しました。
さらに、中国が科学的根拠のない批判を続け、日本産水産物の禁輸を続けていることに対して、真正面から反論しました。
高市早苗大臣のこのIAEAでの発言が凄いと言われているんだとか！
高市大臣は、IAEAでの発言で、日本の処理水放出に関する科学的な根拠と国際的な協力を明確に示し、中国の批判に対抗しました。
また、高市大臣は日本語ではなく、他の国の出席者にもわかるように英語で反論しています。
これは、日本の立場を堂々と主張し、国際社会から信頼を得るために重要なことだと言えるでしょう。
以上の理由から、高市大臣の発言が凄いと言われているようです！
高市早苗のIAEAの発言で中国に反発した意図とは？
高市大臣の発言は、日本政府が処理水放出に関して国際社会に対して責任ある対応をしていることをアピールするとともに、中国の批判や圧力に対して毅然とした態度を示し反発しました。
高市早苗大臣がIAEAの発言で中国に反発した意図とは、一体何なのでしょうか？
高市早苗大臣がIAEAの発言で中国に反発した理由は、中国に科学的根拠に基づく行動や正確な情報発信をするよう求め、日本の安全性を主張する意図があったと考えられます。
中国は処理水を「核汚染水」と呼んで非難し、日本が一方的に海洋環境や人類の安全を脅かす行為を行うことは許されないと主張しています。
また、中国は日本からの水産物輸入を全面停止するなどの措置を取りました。
そのため、高市大臣は中国が事実に基づかない情報や風評を広めており、IAEAに加盟しながら突出した輸入規制を行っていることを批判しました。
高市大臣は
「ＩＡＥＡに加盟しながら事実に基づかない発信や突出した輸入規制をとっているのは中国のみだ。」
と反論し、日本政府が処理水放出について科学的かつ透明性が高いことを説明し、IAEAや関係国から高い評価を受けていることを強調しました。
第１原発は、多核種除去設備「ＡＬＰＳ」で放射性物質の浄化処理を行い、どうしても除去できないトリチウムを、国の規制基準の４０分の１、世界保健機関（ＷＨＯ）の飲料水基準の７分の１に希釈して放出しています。
そのため、ＩＡＥＡも「国際的な安全基準に合致する」と評価しています。
第１原発が2023年度放出する処理水の総量は年間２２兆ベクレル未満です。
一方の中国・秦山第３原発の2020年の年間総量は約１４３兆ベクレルと、中国に比べて約7分の1におさえており、極めて少ないと言えます。
このことから高市大臣は、日本政府が処理水放出に関して責任ある対応をしていることをアピールするとともに、処理水放出が国際的な基準やガイドラインに従って行われるものであり、安全性に問題はないことを再確認することを目的としていると考えられます。
これを機に、福島第1原子力発電所事故による風評被害の払拭が早まることを願っています。
高市早苗がIAEAの発言で中国へ反発した内容を徹底解説！
高市早苗大臣がIAEAの発言で、中国へ反発した内容について解説してまいります。
中国はIAEAで、「核汚染水」との呼称を用い
「日本は関係国の強い反対をかえりみず、海への放出計画を始め、国際社会の幅広い懸念を引き起こした」
と強く非難しました。
この中国の発言に対して、高市早苗大臣は強く反発しました。
実際の高市早苗大臣のIAEAでの発言がこちらです↓
高市大臣は
「ＩＡＥＡに加盟しながら事実に基づかない発信や突出した輸入規制をとっているのは中国のみだ。科学的根拠に基づく行動や正確な情報発信を中国に対して求めていく」
と中国へ反論しました。
高市大臣は処理水に対して
「IAEAのレビューで日本の取り組みは科学的基準に照らして安全という結論が示されている。
日本政府は科学的根拠に基づき、高い透明性をもって国際社会に対して丁寧に説明していて、幅広い地域が日本の取り組みを理解し、支持している」
「放出開始から１か月が経過したが、計画通り安全に行われている」
と述べ、ＩＡＥＡとの連携を強調しています。
さらに
「人や環境に悪影響を及ぼすことがないよう『最後の一滴』の海洋放出が終わるまで安全性を確保し続ける」
と処理水放出の継続的な安全性を主張。
以上のことから、高市早苗大臣がIAEAの発言で中国へ反発した内容のポイントが下記です。
- 日本政府は処理水放出について、科学的かつ透明性の高い説明を続けており、IAEAや関係国から高い評価を受けている。
- 処理水放出は国際的な基準やガイドラインに従って行われるものであり、安全性に問題はない。
- 中国は事実に基づかない情報や風評を広めており、IAEAに加盟しながら突出した輸入規制を行っている。
- 中国は科学的根拠に基づく行動や正確な情報発信をするよう求める。
今回の高市早苗大臣の発言で、中国がどのように動くのか注目していきたいです。
まとめ
高市早苗大臣のIAEAでの発言は、日本政府が処理水放出に関して国際社会に対して責任ある対応をしていることをアピールするとともに、中国の批判や圧力に対して毅然とした態度を示すことを目的としていると考えられます。
高市大臣は英語で堂々と演説し、日本政府の立場や主張を明確に伝えました。
この発言は、日本政府が処理水放出に関する科学的根拠や透明性を重視する姿勢を示すだけでなく、外交的な強さや自信も表現するものだと言えます。
最後までご覧下さりありがとうございます。
