岸田文雄は世襲3世⁈父親は岸田文武で官僚上がりのエリート議員だった!

今回は、第100・101代内閣総理大臣の岸田文雄氏について、ご紹介してまいります。

なんでも、岸田文雄首相は世襲3世なんだとか!

岸田文雄首相の父親は、岸田文武さんという方で、官僚上がりのエリート議員だったそう。

さっそく詳しくみていきましょう!

目次

岸田文雄は世襲3世⁈

岸田文雄首相は世襲3世です。

岸田文雄首相の祖父は岸田正記さんで、父親は岸田文武さんといいます。

祖父も父親も、ともに衆議院議員を務めていました。

岸田文雄首相は1993年に初当選し、現在は広島1区から選出されています。

この20年で自民党から出た首相6人のうち、世襲議員でないのは菅義偉元首相だけでした。

日本には世襲議員が多く、その理由や弊害については様々な意見があります。

後半で、世襲議員のメリット・デメリットについてもご紹介させていただきます!

岸田文雄の父親は岸田文武で官僚上がりのエリート議員だった!

岸田文雄首相の父親は岸田文武さんという衆議院議員を務めていた方です。

岸田文武氏は、1948年に東京大学法学部を卒業後、商工省(現・経済産業省)に入省しました。

通産省では繊維局や通産省大臣官房会計課長を経て、資源エネルギー庁公益事業部長などを歴任しました。

その後、1974年に貿易局長、1976年に中小企業庁長官に就任しました。

文武氏は通産省時代の経験から「エネルギーと技術の旅」という本を出版し、日本のエネルギー政策や技術開発について語っています。

通産省を1978年に退官した文武氏は、翌年の第35回衆議院議員総選挙で自由民主党から出馬し、初当選を果たします。

以降5期連続で当選し、自民党では都市局長や経理局長などを務めました。

政府では、第2次中曽根内閣で総務政務次官、第3次中曽根内閣で文部政務次官を務め、教育改革に取り組みました。

自由民主党にあっては、都市局長、資源・エネルギー対策調査会副会長、中小企業調査会副会長、調査局次長、行財政調査会副会長などを務め、1988年12月からは党経理局長として、幹事長を補佐していました。

しかし、1992年に65歳で急逝。

岸田文雄首相は、父の死後、その地盤を引き継ぎ、1993年の第40回衆議院議員総選挙で初当選しています。

以降10期連続当選を果たし、自民党では宏池会の幹事長や政調会長などを歴任しました。

政府では、第2次安倍内閣で外務大臣、第3次安倍改造内閣で幹事長、第4次安倍改造内閣で防衛大臣を務め、2021年9月には自民党総裁選に出馬し、菅義偉首相の後継者として当選しました。

つまり、岸田文雄首相は父親の地盤をしっかり引き継ぎ、総理大臣の座まで登りつめたのです。

世襲議員のメリット・デメリット

では最後に、世襲議員のメリット・デメリットについても解説してまいります!

世襲議員は親から継いだ地盤(選挙区)、看板(知名度)、カバン(資金)の「3バン」をもとから備えており、選挙に強いとされています。

特に親が政府や党で枢要なポストに就くなど有力政治家であった場合、当選回数が浅いころから「将来のリーダー」と目されることが多いといいます。

つまり、世襲議員のメリットは親から知名度と資金を引き継ぐことができる点です。

  1. 知名度: 世襲議員は、親族が政治家であることから、苗字を受け継ぐことで知名度が高くなります。
  2. 資金: 世襲議員は、親族が政治家であることから、資産管理団体などを通じて継承できることがあります。また、親族の持つ人脈をフル活用することもできます。

しかし、世襲議員には問題点も多いのが現状です。

一つは、政治家としての資質や能力が親子で同じとは限らないことです。

世襲議員の中には首を傾げざるを得ない人もいます。

もう一つは、同じ地域で政治の志を持っていて自分の信じた道を歩もうとしている優秀な人の道を閉ざしてしまう可能性があることです。

世襲議員によって、政治の世界への優秀な人材の起用が阻害されていまう恐れもあります。

岸田文首相自身も、世襲議員としての自覚や反省があるのではないでしょうか?

2023年5月29日に、長男で政務秘書官の32歳の翔太郎氏を事実上更迭にしました。

というのも、2022年末に、首相公邸で親族らと「忘年会」を開いて記念撮影をしたことが報じられ、批判の高まりを受けたためです。

秘書官への抜擢に始まる一連の岸田首相の対応は「身内びいき」の代償だったと言えるでしょう。

世襲議員は日本に限らず、世界各国に存在しますが、世襲議員の割合や影響力は国によって異なります。

アメリカでは下院議員、上院議員の世襲議員の割合はそれぞれ5%程度なのに対して、日本では小選挙区制が導入されて以降、世襲議員が増え続けているのが現状です。

そのため、総選挙でも自民党は多くのベテランが引退し、その代わりに息子が出ることも多くなると予想されます。

世襲議員は、政治の安定や連続性に寄与する面もありますが、政治の多様性や革新性に欠ける面もあります。

有権者は、世襲議員に投票する際には、その人物の実績やビジョンをしっかりと見極める必要があるでしょう。

若者も含めて、より多くの日本人が政治に興味を持って欲しいです。

まとめ

今回は、岸田文雄首相についてまとめてみました。

岸田文雄首相は世襲3世で、父親も祖父も衆議院議員でした。

さらに、岸田文雄首相の父親は岸田文武さんという方で、官僚上がりのエリート議員だったこともわかりました。

日本は世襲議員が多い傾向にあるため、世襲議員のメリット・デメリットについてもご紹介させていただきました。

最後までご覧下さりありがとうございます。

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