内閣不信任決議案が可決されると政治はどう変わる?わかりやすく解説!

内閣不信任決議案が可決されると政治はどう変わってしまうのでしょうか?

まず内閣不信任決議案とは何か、どのような場合に提出されるのか、可決されたらどんな影響があるかも気になりますよね!

そこで、今回はこれらの基本的な知識をわかりやすく解説し、内閣不信任決議案が可決されたらどうなるのかについてをまとめてみました。

政治に興味のある方はぜひ読んでみてくださいね!

目次

内閣不信任決議案とは何か

まず、内閣不信任決議案とは何かについて解説してまいりますね!

内閣不信任決議案とは

国会で内閣の信任を否定することを表明する議案

のことです。

つまり、国会議員たちが、現在の内閣に対して信任をしないという意思表示をすることができるのです!

内閣不信任決議案が可決された場合、内閣は総辞職するか、解散総選挙を行うことになります。

内閣不信任決議案が可決された場合の内閣の対応とは?

では、内閣不信任決議案が可決された場合、内閣はどのような対応をとるのでしょうか?

内閣不信任決議案が可決された場合の内閣の対応とそのメリット・デメリットについて説明してまいります。

衆議院を解散する

まず、内閣不信任決議案が可決された場合、内閣総理大臣は、国会の解散権を行使して衆議院を解散することができます。

これを「解散権の逆手」と呼びます。

解散権の逆手を使うと、内閣は国民に信任を問うことができますし、野党に対しても攻勢に出ることができるメリットがあります!

しかし、解散権の逆手にはリスクも。

国民の支持を得られなければ、選挙で敗北する可能性もありますし、解散時期や政治状況によっては、選挙管理や予算執行に支障が出ることもあります。

メリット:国民に政治的な判断を仰ぐことができる

デメリット:解散によって国会議員の任期が短くなるため、国民からの信頼を失うこともある

内閣総理大臣が辞任する

次に、内閣不信任決議案が可決された場合、内閣総理大臣は、解散権を行使せずに辞任することもできます。

これを「辞任権の行使」と呼びます。

辞任権の行使をすると、内閣は責任を取る姿勢を示すことができますし、野党に対しても妥協の余地を残すことができるというメリットがあります。

しかし、辞任権の行使にもデメリットがあります。

国会で新たな内閣総理大臣が指名されなければ、政治的空白が生じることもありますし、辞任後も同じ政党や連立政権が政権を維持する場合は、国民から変化を求められることもあります。

メリット:辞任によって自分自身の責任を取ることができるため、信頼性を高めたり、会社のイメージを守ったりすることができる場合

デメリット:辞任によって、主相の業務に影響を与えることもある

内閣不信任決議案が可決されると政治はどう変わる?

では、内閣不信任決議案が可決されると政治はどう変わるのでしょうか?

内閣が解散する場合と、内閣が辞任する場合にわけて解説しますね!

内閣が解散する場合

まず、内閣が解散する場合は、選挙戦が始まります

選挙戦では、各政党や候補者が自分たちの政策やビジョンを訴え、国民がそれらを聞いて判断し、投票することになります。

選挙結果によっては、政権交代や連立政権の組み替えなどが起こります。

選挙戦は民主主義の祭典ですが、同時に費用や時間やエネルギーもかかってしまいます。

選挙には私達の税金が使われているので、しっかりと候補者を見極めて選挙で投票したいですよね!

内閣が辞任する場合

次に、内閣が辞任する場合は、新たな内閣総理大臣が指名されます。

新たな内閣総理大臣は、国会で過半数の信任を得る必要があるため、与党や野党や無所属の議員たちが協議や交渉を行います。

新たな内閣総理大臣によっては、政策や人事や外交などが変わります。

新たに決まった内閣総理大臣は、国民や国会やメディアからの評価や期待や要求に応える必要があります。

以上が、内閣不信任決議案が可決された場合の政治的な影響です。

内閣不信任決議案が可決されると政治にどんな意義や影響を持つのか

では、これらの展開は政治にどんな意義や影響を持つのでしょうか?

まず、内閣不信任決議案は、国会や政府や社会に強いメッセージを送ります。

それは、内閣の政治的責任や信頼性が問われているということです。

内閣不信任決議案は、内閣の政策や判断や行動に対する批判や不満や不信を表明する手段です。

内閣不信任決議案が可決されるということは、国会の多数派が内閣に反対することを意味します。

これは、内閣に対する強い圧力となります。

次に、内閣不信任決議案は、政治改革や民主主義や国際関係にも影響を与えます。

内閣不信任決議案は、政治の変化や刷新を求める動きです。

つまり、内閣不信任決議案が可決されるということは、国民の意思や声が反映される可能性が高まるということになります。

これは、

政治改革や民主主義の促進

につながります!

一方で、内閣不信任決議案は、政治の混乱や不安定さをもたらす可能性もあります。

内閣不信任決議案が可決されるということは、政権基盤や方針が揺らぐということです。

これは、国際関係や安全保障などにも影響を及ぼす可能性があります。

しかし戦後、内閣不信任決議が可決された回数は4回です。

  • 1948年(昭和23年)の第2次吉田内閣
  • 1953年(昭和28年)の第4次吉田内閣
  • 1980年(昭和55年)の第2次大平内閣
  • 1993年(平成5年)の宮沢内閣です。

2000年になってからは一度も可決されていません。

近年では、2023年6月の岸田内閣でも内閣不信任決議案が提出されましたが、否決されています。

まとめ

この記事では、内閣不信任決議案とは何か、どのような場合に提出されるか、可決されたらどんな影響があるかをわかりやすく解説しました。

内閣不信任決議案は、政府の方針に反対する野党が政権交代を狙うために使う手段ですが、可決されると必ずしも政権交代につながるとは限りません。

可決された場合の結果は、与党の結束や野党の協力、国民の支持など様々な要因によって変わります。

政治は常に変化していますが、その背景にある仕組みやルールを理解することで、より深く考えることができますよね。

最後までご覧くださりありがとうございます!

少しでもこの記事を読んでくださったあなたが、政治に興味をもってくれたら嬉しいです。

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