今回は、2021年10月に発足した岸田内閣で財務大臣兼金融担当大臣に就任した鈴木俊一氏について、彼の派閥や政策について詳しく解説していきたいと思います。
鈴木氏は、自民党第2派閥の麻生派(志公会)に所属していますが、その経緯や背景はどうなっているのでしょうか?
また、鈴木氏はどんな政策を掲げているのでしょうか?
それでは、さっそく見ていきましょう!
鈴木俊一のプロフィール
まずは、鈴木俊一氏のプロフィールを簡単に紹介します。
鈴木俊一氏のプロフィール
- 名前:鈴木俊一
- 生年月日: 1953年4月13日
- 年齢:70歳(2023年9月時点)
- 出生地: 東京都
- 出身校: 早稲田大学教育学部
- 前職: 全国漁業協同組合連合会職員、衆議院議員秘書
- 所属政党: 自由民主党(岸田派→無派閥→麻生派)
- 称号: 学士(早稲田大学)
鈴木氏は、1953年4月13日生まれの70歳です。東京都出身で、早稲田大学教育学部卒業後、全国漁業協同組合連合会職員や衆議院議員秘書を経て、1990年に旧岩手1区から自民党公認で衆議院議員に初当選しました。
以降、10回当選しています。
鈴木氏は、父が第70代内閣総理大臣・第10代自民党総裁の鈴木善幸氏であり、姉の夫が第92代内閣総理大臣・第23代自民党総裁の麻生太郎氏であるという政治家一家に生まれました。
そのため、政治的な影響力や人脈が豊富なことが特徴です。
鈴木氏は、これまでに厚生政務次官、環境大臣、外務副大臣、衆議院外務委員長、東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣などを歴任してきました。
2021年10月4日に発足した岸田内閣では、義兄の麻生氏を継いで財務大臣兼金融担当大臣に就任しました。
鈴木俊一の派閥は麻生派⁈
次に、鈴木俊一氏の派閥について見ていきましょう。
鈴木氏は現在、自民党第2派閥の麻生派(志公会)に所属していますが、これまでにも様々な派閥を渡り歩いてきました。
鈴木氏が最初に入った派閥は宏池会(岸田派)です。
これは父・善幸氏が所属していた旧前尾派→旧大平派→旧鈴木派→旧宮澤派→旧加藤派という流れを汲む伝統的な主流派です。
しかし2015年2月に宏池会を退会し、無派閥となりました。
その後2016年8月に義兄の麻生氏が会長を務める志公会(麻生派)に入会しました。
志公会は、2017年に設立された派閥で、前身となる為公会(麻生派)や番町政策研究所(山東派)、天元会(佐藤グループ)から発展しました。
麻生派は自由民主党内で活動しており、自民党所属国会議員を会員として擁しています。
他の派閥と共に党内での政策や人事に影響力を持っている派閥です。
鈴木俊一の政策についても詳しく解説!
最後に、鈴木俊一氏の政策について見ていきましょう。
鈴木氏は、自民党内では比較的保守的な立場にあります。
憲法改正や集団的自衛権の行使には賛成しており、日本の核武装や女性宮家の創設には反対しています。
また、TPP参加や選択的夫婦別姓制度の導入にも慎重な姿勢を示しています。
2017年8月に五輪相に就任した直後のインタビューでは、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた受動喫煙対策について
「禁煙を原則とするのではなく、徹底した分煙で実現すべきだ」
と主張し、受動喫煙防止を目的に飲食店などの建物内を原則禁煙とする健康増進法改正に反対したことで、国民から批判を受けた過去も。
財務大臣としては、財政規律を重視し、景気対策や社会保障の財源確保に苦慮しています。
物価高や賃上げ、国内投資などを柱とする経済対策の規模や内容については、与党や各省庁と調整しながら査定するとしている鈴木俊一氏。
また、円安防止のために為替介入を行ったこともあります。
鈴木俊一氏は、ロシアのウクライナ侵略によるエネルギー、食料価格の高騰や円安に起因する物価高対策など課題は多岐にわたるが、これまでの経験を活かし、国民生活の安寧に向けた諸施策の実行と財政健全化の両立に全力を尽くしていくと主張しています。
今後の鈴木俊一氏のご活躍に期待したいですね!
まとめ
今回は、鈴木俊一氏の派閥や政策についてまとめてみました。
鈴木氏は、政治家一家に生まれた自民党の重鎮であり、2023年現在は麻生派に所属しています。
財務大臣としては、財政規律を守りながら経済対策を推進することが課題となっています。
今後の鈴木氏の動向に注目していきましょう!
最後までご覧下さりありがとうございます。