石川県の馳浩知事が、東京五輪招致活動の際に、IOC委員に対して官房機密費を使って贈答品を渡した」という発言が問題となっています。
この発言により、馳知事はIOC不正疑惑が持たれているんだとか。
馳知事は後に、この発言を「事実誤認があった」として撤回しましたが、大きな波紋を読んでいます。
そこで、今回は馳浩の機密費発言の真相や、IOC不正疑惑を調査してみました。
さっそく詳しくみていきましょう!
馳浩の機密費発言と撤回の経緯
馳浩・石川県知事は、2023年11月17日に東京都内で行われた講演で、2013年に招致が決まった東京五輪の招致活動において、国際オリンピック委員会(IOC)の委員に対し、内閣官房報償費(機密費)を使って贈答品を渡したと発言しました。
馳知事は当時、自民党の東京五輪招致推進本部長を務めていました。
馳知事は、安倍晋三首相(当時)から
「必ず(招致を)勝ち取れ」「金はいくらでも出す。官房機密費もある」
と言われたとし、贈答品としてIOC委員100人余りのそれぞれの選手時代の写真をまとめた写真をアルバムにして作成したと説明しました。
アルバムは1冊20万円で、全員分を作成し、馳氏は「それを持って世界中を歩き回った」とのべ、渡した委員の個人名を挙げたといいます。
しかし、この発言は国会やメディアで大きな波紋を呼びました。
馳知事は同日中に「不適切な発言だった」との談話を出し、発言を撤回しました。
馳知事は翌日の18日には、金沢市で報道陣の取材に応じ、「私自身の事実誤認もある発言であり、全面的に撤回した」と述べており、それ以上の説明は避けています。
馳浩の機密費発言の真相とは?
馳浩の官房機密費の真相については、はっきりとした答えはありません。
馳浩知事は、東京オリンピックの招致活動の際に内閣官房の機密費を用いてIOCの委員に贈答品を渡したと発言したことが報道されましたが、その後、発言の内容は事実誤認があり撤回したと説明し、謝罪しました。
馳浩知事は、具体的な事実関係については明確には語らず、五輪招致にかかわることは控えると述べました。
機密費の使用が事実であれば、「ブラックボックス」ともされる機密費の使途が明らかになるのは異例です。
また、多額の贈答品を贈ることは五輪招致にかかわる倫理に抵触する可能性があります。
この問題は、今後の調査や報道によって、さらに詳細が明らかになるかもしれません。
馳浩の機密費発言によるIOC不正疑惑を徹底調査しました!
馳知事の発言は、東京五輪の招致に不正があったのではないかという疑惑を再燃させました。
実は、東京五輪の招致には、以前から複数の疑惑が浮上していました。
例えば、2016年には、フランスの検察当局が、東京五輪招致委員会がシンガポールのコンサルタント会社に約2億円を支払ったことについて、IOC委員への賄賂の疑いで捜査を開始しました。
2020年には、ラミン・ディアック元国際陸連会長が、ロシアの組織的なドーピングを隠蔽するために多額の賄賂を受け取ったとして、パリの裁判所で禁錮4年(うち2年は執行猶予)、罰金50万ユーロの有罪判決を受けました。
これらの疑惑は、いずれも東京五輪招致委員会や政府が否定していますが、完全に晴れたとは言えません。
馳知事の発言も、国際的にも注目されています。
東京五輪の招致に不正があったとの疑惑を強調して報道する国もありました。
今後の展開についても、注目していきたいと思います。
まとめ
馳浩知事の「機密費でIOC委員に贈答品」発言は、東京五輪の招致に関する疑惑を再び浮上させました。
馳知事は発言を撤回しましたが、政府は機密費の使途について明らかにしませんでした。
野党は真相究明を求めていますが、政府は調査する意思を示していません。
国際的にも、東京五輪の招致に不正があったのではないかという疑念が広がっています。
東京五輪の招致は、本当にクリーンだったのでしょうか?
この問題は、今後も注目されるでしょう。
最後までご覧下さりありがとうございます。