杉田水脈政務官は、LGBTや性暴力被害者に対する差別的な発言で度々炎上していますが、なぜ当選できるのでしょうか?
その理由には、安倍晋三元首相の影響と、比例代表制という選挙制度が関係しているようです。
そこで今回は、杉田水脈がなぜ当選したのかや、安倍晋三元首相の影響、比例代表制の問題点について解説させていただきました。
さっそく詳しくみていきましょう!
杉田水脈はなぜ当選した?!
杉田水脈議員は、なぜ当選したのでしょう?
実は、杉田水脈氏は自民党の比例代表で当選しています。
杉田氏がなぜ当選できたかというと、小選挙区ではなく、比例代表で当選しているからです。
つまり、小選挙区では落選ひているものの、比例代表で復活当選しているのです。
このような比例復活での当選は、現行の選挙制度では、有権者にはどうすることもできない現状があります。
杉田水脈は安倍晋三のお気に入りだった?
杉田水脈氏が比例代表で上位に位置づけられるほど、自民党から重用されている理由としては、安倍晋三元総理のお気に入りだったことが挙げられます。
杉田水脈氏は、2012年に自民党から出馬した際に、安倍晋三元首相が「杉田さんは素晴らしい」と絶賛し、自民党内で重用されました。
安倍晋三元首相と杉田水脈政務官は、LGBTや女性差別に対する考え方が似通っており、安倍晋三元首相は杉田水脈政務官の発信力に注目していたと考えられます。
2021年の衆院選では、安倍晋三元首相の弟である岸信夫元防衛相が、杉田水脈政務官を比例代表の名簿上位にするように要望書を出しています。
こちらが、2021年10月16日に自民党山口県連から遠藤利明選対委員長に送られた文書です。
このように、杉田水脈氏は安倍晋三元首相のお気に入りで、強い後ろ盾があったと考えられます。
杉田水脈が当選した比例代表制という選挙制度の問題点
杉田水脈氏は、これまで4回出馬して3回当選していますが、いずれも比例代表での当選です。
小選挙区では一度も勝てていません。
つまり、有権者は杉田水脈政務官に対して「NO」を突き付けていますが、比例代表という「自民党を支持する層」の投票で当選し続けているのです。
比例代表制は、各政党の得票率に応じて議席数が決まりますが、候補者名簿の上位に名前がある候補者は当選の確率が高くなります。
そのため、「鶴の一声」で誰でも議員になることが可能となります。
この制度は、少数派の意見を反映するメリットもありますが、有権者の意思と乖離するデメリットもあります。
まとめ
杉田水脈政務官がなぜ当選できるのかは、彼女が小選挙区ではなく比例代表で当選しているからです。
その背景には、安倍晋三元首相のお気に入りだったことと、比例代表制という選挙制度の問題点があります。
杉田水脈政務官の発言は多くの人々を傷つけていますが、彼女を落選させることは難しい現状です。
このような議員を許すことができるのか、私たちは考えなければなりません。
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